上野夏祭りに出かけた。
浅草も土曜日ということもあってごった返しの中だったが、縁があれば当商店会に来るかもしれない「五右衛門」を一目みておこうと思い、自転車ですっ飛んでいくことにした。
ちょうどアブアブから上野の山に曲がろうとするところに出くわすことができた。
神輿風に担ぎ棒の上に鎮座し曳かれての行進も、この暑さにいたしかたないだろうが、バテ気味の学生たちに担ぎ棒の上から喝を送っているかのような「五右衛門」の勇姿を見ることができた。
[高画質で再生]
「五右衛門」は東京藝大の大学祭のために学生の手による作品で、昨年の「丸の内賞」を獲得し丸ビル内にも展示された名誉ある大猫。
一見するとおっかないくらいにリアルな表情。
けど、よく見ると、かわいい猫たちの集合体なのだ。
一匹一匹の猫たちに表情を見ているだけでも、怒る猫、甘える猫、ふてぶてしい猫、
眠たそうな猫、媚を売る猫、つんとすました猫、獲物を狙っている猫、用心深そうな猫・・・・と、厭きがこない完成度の高さと猫への愛着がよくよく表現されていて楽しい作品だ。
150匹もの集合体となれば、自分の飼い猫に似た一猫や、好きなタイプの猫の一匹はいるのではなかろうか。
運がよければ、当商店会の「お護り猫」として来てもらえるかもしれない。
浅草は、猫のとても多い。そしてまたよく似合う町。
招き猫の発祥の地としての伝説も残る町。
いろいろハードルもあるけれど、来てもらいたいなぁ・・・・